2014年12月16日火曜日

20年後40年後

Oヘンリーの小説に「20年後」いうのがある。
友達同士が20年後の再会を約し・・・・あとはネタバレ回避。

幼なじみと40年余後にネット再会し旧交を温めた。
こういうときに放題デフレはありがたい。
ともに、じじばばのはずが、心は厨坊のまま。

となり近所の幼なじみが、ほっちゃれになって再び邂逅。
話しているうちに筑波のがまのごとく脂汗ながしながら、ままよ死に土産と恥辱とほんのちょっぴりの自己満足にまみれた足跡を語らう。
従軍慰安婦調査と同じく、事実誤認、記憶変容、話の齟齬も少なくない。
別の人生を歩んだゆえ、元嫁と語るときのようにルサンチマンはない。

もう残りは少ないと、自分については思う。
同じくOヘンリーの「最後の一葉」のようにかっこいい最後はありや。
哀しいかなシャイロック、スクルージの血を引き期待薄。

まあ精一杯生きようじゃないか。
そう励まし合って電話を置いた。