2014年12月1日月曜日

パラドクス

SNSドロップアウトの機会に、RSSリーダーで毎日followしていたblog閲覧を休止してふた月ほどになろうか。

SNSは個別のご縁ができれば復活してもよいと考えているが、社交界としては塩漬け状態だ。
バカの壁ならぬ巣窟には近づかぬがよし。

ひさしぶりに特殊清掃戦う男のblogを読む。
泣けた。
孤独死処理の現場で邂逅した遺され犬。
保健所にやれず男は連れて帰った。
そのワンコが老衰で逝ったのだ。
この春に自分が看取った風景とほぼ同じだ。
切なく可愛くいい歳のおっさんが号泣した物語。
故池田晶子女史が、親の死などと比べ物にならぬ切なさと書いておられたところだ。

ところで同窓会誌で昔お世話になりご迷惑をかけた大先輩の死を知った。
ペットや恩師どころではない。
吉田兼好や芭蕉がみていたヒタヒタと近づく己の死。
先輩諸氏、知り合いの若者、幾通かのメールを書いた。
パンのためにしょうもない業者にカンシンの股くぐりしながら売文するのを止めたとたんに気持ちよく文章も書けるようになった。

さて、師走は師も走る季節だが、どうしよう。
いろんなパラドクスを体験する今日この頃。
適宜立ち居振る舞っていこうかいな