2015年2月27日金曜日

消耗戦

歳をとると、歯目なんとやらで嫌でも加齢の効果を実感する。
それはある意味で幸せなことで、若いときからハンディがあれば、加齢とは違ったニュアンスで不自由を実感させられる。

生老病死を四苦八苦の四苦というように、生き物の宿命ではある。
生きて老いて衰えて死す。
そういう意味では、消耗戦、敗戦は既に結論としては出ている。

そこで、やはりさはさりながら、蟷螂の斧を手にしてみる。
敗軍の将、兵を語らずというが、老若男女貧富問わずこれは私戦である。
天下国家を大文字で声高にあげつらった強面が、妻に去られて自裁するなどということもある。

私戦ゆえ、どこまで続くぬかるみぞもない。
おわれば終わり。
少子高齢化が進み、空き家が増え、その税金も特例法ができて空地なみに高くかけられるようになった。
資産価値に乏しい負の遺産となれば、相続放棄も増えるだろう。

わがカウントダウンは、かくのごとき風景の素描ということになろうか。