2015年6月12日金曜日

なめ猫なめ犬

SNSでやりとりする歌詠み寒川猫持さんのうた。

「尻舐めた舌でわが口舐める猫好意謝するに余りあれども。」

山本夏彦翁がこのうたを知り発掘。

ムラ気で猫そっくりの猫持さんは、ひととよくケンカするが猫にはメロメロである。

わんこも足裏、手、口、顔ところかまわず。
猫持さんのうたと同じく尻舐めた舌で。
人獣共通症を別にしても、勘弁ってときが少なくないが、酔っ払っていたりすると抵抗できぬ乙女のごとくなすがまま。

昔なめ猫がはやったが、うちのなめ犬も、学ランは来てなくともそれ風のときもある。
近所のおじさんおばさんに、おとうちゃん守ってんの?とお褒めの言葉をもらうときがある。
小型~中型の蹴られたらポテチンの愛玩軍団だが、守ってくれようとするなら、逆にこっちが守らにゃならぬ。

才能もないが山頭火や放哉の如くうたうこともかなわずホームレス姿のおやじは、なめ犬と野原を行く。
なかなか楽しい時間である。