雪に幽閉されている。
ちょうど籠るによいフェイズと心得ているので結構毛だらけ。
なんでこんな不自由な場所に好き好んで居着いているのか。
自分でもよくわかっていない。
ただ、この苦界ともいえる環境を決して嫌がっていないことは間違いない。
本気でいやならとうに逃散してこの地にはいないだろう。
重い雪、吹雪、底冷え、その他もろもろをぼやきつつ、それがなくなる瞬間を心待にして生きる。
これがまた北の大地の醍醐味。
もう今後よその人がたには宣伝することなくポーカーフェイスで暮らすことにする。