なるほどと分かるのが遅い。
これも愚図の一種。
かと言って、さっさと分かってどうにかなることならいいが、どうかんがえてもこうにしかならないという話なら、所詮遅かれ早かれの話で、大同小異。
まあ、知らぬは亭主ばかりなりは、落語によく出てくるが、知っても知らなくてもああにしかならないよなあってことは少なくない。
そうであれば、覚悟の上で甘受するというか、そんなものだと諦観する。
それでもやるべきことはいやほどある。
縁なき衆生と己の雑念をも見切れば、それなりに爽やかではある。