納税、年金、キャリアの解約。
続けてやってみると、この国の国柄、組まれ方がよくわかる。
決して露骨に直接にいけずをしているわけではない。
さりげなく、小さな字で、間接的に表記したり、あるいは付言しなかったり。
お上に、大企業に都合よく仕組まれている。
決して被害妄想でなく、実際の申請手続き等々は、お上に便利なように、下々が面倒というか、わかりにくくして、利益少なきように作られている。
キャリアのような大企業も、bundleで押し売りした小さなサービスを解約しようとすると、実にしにくい仕組みに構築している。
そこに関連している子会社、関連会社など解約ボタンも設置せず、半分詐偽のようなものだが、月に何百円程度のもので騒ぐ人間も多くはないの算段なんだろう。
保守派は麗しの国と自画自賛するが、こういういぎたなさを長い歴史で培ってきており止まない。
では反体制派のいうように過酷で無茶苦茶かというと、それほどでもなく、ちゃんと面倒な手順を踏めば、結構権利や利益は確保できる。
あいまいの国ではある。
そうなれば、サイレントマジョリティは右も左もろくなもんでないというお約束で、鼓腹撃壌を願うということになる。
情報化社会、国際化、少子高齢化、格差強化その他もろもろで、このような曖昧さはどうなるか?
先の長くない先行世代は消えるわけだが、気持ちのよい時空だったのか、これからどうなるのか、これまたはなはだよくわからないところである。
いずれにせよ、おおきに変わったなりわいであることは間違いなさそうだ。