2015年3月21日土曜日

人はパンのみにて

地下鉄サリン事件から20年。
震災と違って、教祖抱えた集団による故意のテロ。

もう20年も経つ。
イスラム国を称するテロの脅威が語られるが、ちゃんと日本発の淫祗邪教がサリンなる猛毒ガスを撒いて多数の人々を死傷させた。

イスラム国に魅了されて、イギリスから渡航する少女たちの話を、YouTubeのニュースアーカイブで聞いた。
上手なオルグということもあるのだろうが、よくもまあとは思う。
もちろん、オウムも高学歴諸氏が手足となってテロを遂行し、そのまた一昔前の連合赤軍なんぞも大同小異。

そういうものなんだろう。

イデオロギー、宗教、いろいろ形はあれど、生のエネルギーが内攻してかどうか、鬱積し濃密となり遠慮会釈なく世の禁じ手を、こともなげに遂行する。

これが人間がすることだから、される方は鬼畜の振る舞いと罵るが、純然たる自然災害のようなものならばクワバラクワバラと念仏しかない。

人はパンのにみにて生きるわけではないが、ある意味で豊かになればなるほど、この手のフラストレーションがたまるということはある。

至極むつかしいものである。