2015年3月18日水曜日

遥かなる戦い

もうすっかり値崩れして安い太平洋戦史のDVDをボチボチと観ている。

撮っているのは米軍の広報だから、ほとんど日本軍が追い詰められるシーン。
間投的に日本側のフィルムや米軍が撮した特攻シーンが出てくるが、まあわれらがご先祖がぼこぼこにされる図がほとんどとなれば切なくはある。

物量やロジスティクスを垣間見ると、これでは負けるはなと思う。
他方、アメリカというのは、ほんに好戦的な国であることよとも思う。
日本に焼夷弾と原爆を食らわせて属国のごとくしたあとも、朝鮮、ベトナム、アフガニスタン、イラク、延々と河岸を変えて戦争を続け、休む間もほとんどみない。
しかも、朝鮮、アフガン、イラクなど終らずに次の火種を抱えつつである。

もちろん、よそ様からみれば、しっかり厭戦のお札を押し付けられたことを奇貨として、米だけでなく、ロシア、中国、ヨーロッパ、その他どこも許されていない自衛負担フリーで経済的利益を確保しやがってということになるかもしれない。
追い詰めるとキレ易い国民性でもあるから、あの程度で置いておけばいいと思われているのかもしれない。
別に薩摩の守というばかりでなく、自衛隊も持っていれば、思い遣り予算も立てているから、そこそこよそ様並だと言えなくもない。
高い装備を買わされて、基本ソフトは自主使用できぬようされているらしいから、実質的な評価はむつかしい。

てなことを思いつつ、白黒画面でほんの数十年前という感覚でみている。
ということで、このようにみえるということは、わが世の残余もそろそろ払底が近いか