2015年3月25日水曜日

風雨強かるべし

夜半に風の音が高じた。
彼岸のころにこういうのを経て雪が消えるのを思い出した。

昼間のように霰が窓打っていたかは夢うつつで定かでない。

養老翁と建築家隈氏の対談本を二冊読んだが、少しというか、かなり違和感。
まあ、養老翁がいつも書かれているように、書物は癲狂院のようなものであるし、考えてみれば読む方だってパラレル。
組み合わせによってしっくりくることもあれば、なるほどと思ってもありがたいと思わぬところもずいぶんでてくる。

それに輪をかけたようなのがネット。
ずいぶんと軽症化したリアルに比べ、妄想、リゴリズム、その他実際の一刀両断を欠いたテロリストの如くまがまがしい言説が空中戦を繰り返している。

このような嵐は、春への過渡期でもなく、環境をより汚染しているようにみえる。
いわば戦前、いやびまんしたテロや確執を特徴とする現代をいうならば戦中か。

朝になって、日差しの明るいのが眩しく快い。